こんばんは。新2年プレイヤーの坂爪です。
今日は少しでも受験生の皆さんの勇気づけになればと、僕の受験期の思い出を書きたいと思います。
それでは聞いてください。
『握手』
僕は浪人です。
そして、浪人である前に一人の変人です。
なのでこれから書く話は決して皆さんにあてはまるような話ではないかもしれません。
ただ受験勉強の合間、こんな人もいるんだな〜程度に読んでください。
『受験なんて実際受ければどこかしら引っかかるだろう』
大学全入時代の到来を真に受け、世間をなめ腐っていた現役時代。井の中の蛙は、センターで7割にすら満たなかったにも関わらず、果敢にも憧れだった一橋大学に願書を出しました。今考えると全ての受験生、そして大学に対する冒涜です。そして無惨に切り落とされたその両肢。
跳べない蛙はただの蛙。残された前足で必死にもがいた私立の方も、両肢をもがれた勢いそのままにスベり続け、大海を夢見た蛙は再び井の中へ転げ落ちる。2006年の冬の出来事。
その悔しさをバネに1年間猛勉強して・・・
っていう話は塾のパンフなどでよくお目にかかりますが、そーゆーわけでもありません。バネなんかありませんでした。来る日も来る日も『勉強したくないな〜』なんてことを唱えながらのらりくらりと過ごしているうち、あっという間に2度目の受験シーズンはやってきたのです。
結局1年余分に勉強したのに苦手な数学は苦手なまま。その他の科目だって人並みか、もしかしたらそれ以下で、一橋と名のつく模試ではA判はおろかB判すらとったことありません。況や全統をや。
しかも自分なりには会心の出来だったセンターも、蓋を開けてみればジャスト8割。
『なんでもっと勉強しなかった俺!!』今さらになって自分の勉強嫌いを呪いながら、『一橋に受かる人は8割5分が当たり前』なんてことがまことしやかに言われる中、去年の今頃は毎日不安で不安で仕方ありませんでした。
ともするとこれは悲劇の序章に過ぎないのかもしれない。そんなことを思うと、どんな楽しいことも楽しめませんでした。
ただ、この頃の僕には夢・・・と言うとちょっと大袈裟ですが、大学でどうしてもやりたいことがあったのです。
その夢を叶えるためにも、一橋大学に合格しなければなりませんでした。
受験さえ終わればその夢が叶う。そう自分に言い聞かせながら入学後の自分を想像(妄想)することが、言い知れぬ不安に打ち克つ唯一の手段であり、モチベーションでもありました。
私立の受験もあって思うように二次対策の時間が割けないまま、この時期は今の自分に必要と思われるものだけをやって過ごしていました。
そしてついにやってきたその日。
もともと大舞台に弱い僕は、その後の人生を左右するであろうその日、朝から未曾有の緊張に襲われ、まるで死地に赴くかのような心持ちで会場へ。眼前に立ちはだかる2日間がとてつもなく長いものであるように感じられました。
そして門のところで並んでいたクリムゾンの先輩方とがっちり握手をして、ティッシュとチョコを握らされる。
これが僕とクリムゾンの初めての接触でした。
カッコよかったです。シビれました。今まさに自分の夢の中にいる憧れの人達との握手で、かなり勇気づけられたのを覚えてます。
今日・明日が終われば自分もあの輪に入れてもらえる。勝手な話ですが、そう思うだけでワクワクしてきました。そうだ!あと2日我慢するだけだ。
そして試験開始。
もう笑いを堪えきれませんでした。国語の問題を読みながらずっとニヤニヤしてました。国語だけじゃありません。数学も、英語も、世界史も。鼻唄まじりに答案を書いていきました。1秒1秒、1文字1文字が夢に近づいていく気がして、問題そっちのけで胸が高鳴りました。心の底から試験が楽しいと思ったのは後にも先にもあの2日間だけです。皆さんは頭おかしいと思うかもしれませんが、実際に試験が始まったらこんなフワフワした感じになります。緊張しようと楽しもうと、高々8時間もすれば試験は終わるのです。同じ8時間、緊張して力が出せなかったじゃあまりに勿体ないです。
休み時間、周りの頭良さそうな人が血眼で参考書を開く時も、僕は好きな音楽を聞きながら机に突っ伏して好物のストロベリーチョコをむしゃむしゃやってました。そして朝貰ったティッシュについてた紙(一念通天の文字とハドルの風景)を見ては1年後の自分を妄想して気持ちを高める。そしてまた試験へ・・・
そんなこんなを2・3度繰り返してるうちに、試験はあっさりと終わりました。この瞬間の為に2年間勉強してきたとは思えないほどあっさりと・・・
そして何が幸を奏したのか、クリムゾンの一員になるという夢は叶えることができました。かけがえのない仲間に囲まれ楽しい毎日です。
こんな僕ですが、受験生にアドバイスできることがあるとすれば、足切りさえしのげばセンターの点数なんてなんでもないってことです。一橋は二次勝負!この時期、今の自分に足りないものを補えば、それだけ合格に近づきます。
あと、これは月並みですが、不安に押し潰されそうになった時は、自分がなりたいと思う自分の姿を想像してください。自分はなんで一橋を選んだのか?一橋に入って何がしたいのか?それだけを考えて、自分の夢への最短距離を突き進んでください。合格可能性やら予想合格最低点やら、世間には胡散臭い数字が溢れていると思います。しかしそんなものに惑わされる必要はありません。自分が受かると思う方法を貫いていれば、不安になっているヒマなんてないハズです。
今さら精神論かよと思うかもしれません。
でも、多少の学力差なんて気持ちの持ち方ひとつでいくらでもひっくり返せる。僕はそう思います。
あの日、300人近くが試験を受けていたあの教室で、単に学力だけなら確実に僕は合格圏外でした。
ただ、誰よりも落ち着いていた自信はあります。実力+α+βくらいは軽く出せました。だからこそ今がある気がします。
だから皆さんも試験は楽しんで受けてみて下さい。できれば笑って。
ほら、よく言うじゃないですか。笑う門には・・・
ね?
こんな稚拙なアドバイスの為に長々と駄文を書いてしまいました。
お察しはつくと思いますが、要約問題は大の苦手です。
最後になりますが、残りわずか、自分を信じてやり切ってみてください。
去年、僕が先輩方にしていただいたように、今年は僕が少しでも皆さんの緊張を和らげられるように頑張ります。
それでは3週間後、門のところでお会いしましょう。
一橋大学で僕らと握手!!
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
- 2008/02/04(月) 19:22:47|
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